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要請行動報告 経産省編

6月に入りました。田んぼの稲の背丈も伸びて、木々の緑が風に揺れてシンフォニーを奏でています。

先回は、経済産業省と東京電力本社への要請文書をお読みいただきありがとうございました。
長くて読みづらかったことと思います。お許しください。

今日は概略を報告します。

まずは、経済産業省です。

*(実況録画ふうに)

切りもなく“クールビズ”姿の男性が行き来する経産省別館玄関前、人待ち顔のスタッフ6名(全員60歳代以上)、
  「人が見たら、何してるんだろうと思うだろうねー」
  「きっと誰かの“追っかけグループ”だと見られてるよ」
  「誰の?」
  「そりゃ、枝野さんでしょ」
そのうち取材の記者さんが現れ、要請書取次をお願いした議員の秘書さんも来て、一同“クールビズ”さん達にまじって館内へ。

首からぶら下げるカードを渡されて、気が付けば外から入った人たちは全員同じカードをぶらさげている。カードはいわば“スイカ”、“タッチ・ゴー”方式のゲートを通れば、そこはいよいよ原子力政策の牙城、経済産業省! おのおの方、いざ会場へ!

最近県庁への申し入れでもそうなのですが、会場の5階面談室前の廊下には担当お役人3人が“お出迎え”。もっともお出迎えと思っているのは私だけで、お役人さん達には“事前チェック”なのかもしれない…

*いよいよ、要請!
・時間:13:00~13:45  ・会場:経済産業省別館5階面談室
・参加: 経産省から8名
資源エネルギー庁:「放射性廃棄物等対策室」「電力・ガス事業部 政策課」「 〃  原子力政策課」「長官官房 総合政策課」から各1名
原子力安全・保安院:「原子力安全技術基盤課」「原子力防災課」「原子力発電安全審査課」「 〃 耐震安全審査室」から各1名
  
* 持参した「声」を貼った模造紙11枚を横長のテーブルにずらりと広げ、昨年3月16日新潟日報に掲載されたスクリーニングを受けている赤ちゃんの写真を手に、子どもたちを二度とこのような目にあわせないために来たと、要請書の趣旨を話しました。

* 主な回答
・ 原発政策を進めてきたことを、国として反省しなければいけなく、申し訳ないと思っている。
・ 菅政権が打ち出した原発依存度を最大限下げていく方針は野田政権もぶれることなく引き継いでいる。どの時期にどのようにするかは戦略的な問題もあり、今年の夏に出すエネルギー基本計画で現在検討している。
・ 放射性廃棄物については、国として責任をもってやっていかなければならない。核燃料サイクルやエネルギー基本計画とも関連しているので、議論を見守りながら、中長期的に検討していく。
・ テロ対策については事故を教訓として冷却システム、電源車配置等、省令を改正して対策をすでに実行し、IAEAの基準に引き上げている。
・ 依存度の引き下げについては生活への影響も配慮しながら、方向性をだして国民的議論をしていくことになる。
・ 柏崎刈羽原発の耐震性については、確認している。海域の活断層の連動については、F-B断層は対象に入らないと評価している。
・ 東京電力のミスについては現在再発防止策も含めて報告を待っているところだ。

* 主な問題点
(1) 野田政権が引き継いでいるという「中長期的に脱原発依存」
 
 野田政権が誕生して9カ月、引き継いだ方針は“ほったらかし状態”、だんだん色あせてきて、消えるに任せるのではないかという懸念も出てきています。資源エネ庁は「そんなことはありません。折にふれ、方針はくりかえし国民のみな様にお伝えしています。少しもぶれておりません」と。

皆さんは、この資源エネ庁の回答を読まれて「ウン、そのとおり!」と拍手なさいますか?たぶんそういう方は少ないのではないかと思います。

つまり、資源エネ庁の回答は国民世論とずれてしまっているのです。

私が「国民の意識とずれている。ぶれていないことを説得するために1週間に1回くらい『中長期的には脱原発依存!』のキャンペーンをながしたらどうだ」といいましたら「そのくらいの頻度で言っていると思います」と。それではまるで「うっかりしている国民が悪い」ということになってしまいます。

私たちの声を生かすシステムはどうしたら作れるのでしょうか?

そんなことを考えながら「再稼働だって50%を超える反対があっても進めようっていうんだから…」といいましたら、連れ合いが言いました。「世論調査なんか気にしてたら野田政権なんかとっくにつぶれてる」そうでした、野田政権支持率30%未満ですよね。でも堂々と!生き残って、50%を超える反対世論をブルドーザーでなぎたおして「私の責任で」再稼働決定権を行使するというのです。

朝食を作りながら考えました。
野田政権はなぜブルドーザーを使えるのか?

世論調査で高率の再稼働反対がでても、私たち国民が黙ったままでいるかぎり、政権は少しも怖くないのではないでしょうか?
「過半数以上が反対しているのに、無視するのか!」と全国各地で声があがり、デモ等の意思表示行動がなされたら、政権はさすがに「関係ないもーん」とは言っていられなくなるでしょう。

政権支持率が低いことも、私たちは慣れっこになっていて、支持する政党もみつからないまま、支持率30%にならない政権のなすがままになってしまっているのではないでしょうか?

私たちは、世論調査で「反対」の意思表示をしているだけになってしまっているようです。
いえいえ、そんなことはありません。反対の署名もしましたよ。そうですね、署名は大事な行動です。

でも、私たちは、自分の言葉や行動で「反対」を表明することが、極めて少ないのではないでしょうか?

原発にしがみついていたい勢力に依存しながら、一方事故の結果としてこれまでの原発推進政策の変更を迫られている野田政権は、「ぶれない」どころか微妙なバランスをとりながら政権の維持を図っています。
その野田政権に脱原発を実現させるのに、私たちの意見表明、行動が必要です。

今回私たちが“届けましょう、私たちの「声」を!”のキャンペーンをしたのは、社会のありようを決め実現していく政治の場に、日頃ほとんどない意見表明をすることが目的でした。
私たちにも、私たちなりの意見表明ができるのです。
百人が千人に、1万人にと、意見表明がひろがれば、たとえ政権といえどもその声をなかったことにはできません。

(2)柏崎刈羽原発の海域活断層の連動

柏崎刈羽原発の耐震安全性評価で何度も県小委員会に出席なさっていた御田上席安全審査官に久しぶりにお会いしました。

御田さんの説明です。

「F-B断層は中越沖地震でたまっていた力が解放されているので当分地震は起こさないと評価。また、F-B断層は南方にあるF-D断層とはつながっていないため、連動の対象にはならないと評価した」

この説明は、新潟日報で県技術委員の立石さんが指摘されているように、明らかに矛盾しています。

問題のF-B断層は、中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発がこれから起こりうる最大地震にも耐えられるのかをチェックするのに使う基準地震動(これから起こりうる最大規模の地震)を策定するときに、原発に一番大きな影響を与える活断層としてノミネートされているのです。

つまり、F-B断層は今後も大地震を起こす可能性はあるよ、と認めていたのです。

それをですよ、連動評価になったら突然「もう動かないだろうから」と対象から外すというのです。

私はつい言ってしまいました。「新聞の記事を読んだとき、また始まったと思いましたよ」と。

「また始まった」…東電・保安院による男声2重唱「原発応援歌・断層なんか、こわくない」!

歌詞を紹介します。

“あー、原発! ぼくたちの原発! そびえたつ金(かね)のなる木、原発!
 君を離したりしない
 地震も津波も、もう来ないさ
 だいじょうぶ
 活断層だって、僕たちが手を組めば
 大きいものも小さめに
 長いものも短めに
 
 あー、原発! ぼくたちの原発! そびえたつ金(かね)のなる木、原発!
 君を手放すなんて
もったいないこと 決してしないよ
だいじょうぶ
連動だって、僕たちが手を組めば
 動く、動かない、お手の物
 つながる、つながらない、お手の物“

御田上席安全審査官に言いました。

「あなたの説明は理解できない。5月29日の委員会資料を読んでみる。いずれ新潟県にきて県民にきちんと説明してくれ」

* 経産省に訴えたこと
・ 「申し訳ない」は国民に伝わっていない。
・ 野田政権は、菅さんの方針から方向転換している。
・ 国民が理解できるエネルギー計画を出すべきだ。
・ 事故の原因は究明されていない。安全性は確認できていない。
・ 私たちは命をおびやかされることなく、普通に生活していきたい。子どもたちの健康被害を心配しながら暮らすような状況を絶対作ってはならない。
・ 安全性が確認されないのに、東電は核燃料輸送をしている。県民として見過ごせない。
・ いのちを原点にして、そこから目を離さずに解決の道筋を考えるべきだ。
・ 野田政権の再稼働ありきは認めることができない。
・ ストレステストの239ものミスは保安院がチェックして見つけられないのか?数が多すぎる。
・ 広島・長崎では入市被爆があった。放射能は見えないし、においもない。いつどんな形で害が現れるかわからない。原発は止めなければならない。
・ 柏崎刈羽原発は地震後に再開されたが、いつ事故が起きるかと不安でたまらない。廃炉にすべきだ。
・ 再稼働すればまたその分の放射性廃棄物が増える。それをどうするのか?

*最後に「模造紙上の『声』をよく読んでください」と再度言うと「しっかり読ませていただきます」と言っていました。


*経産省をあとにして、参議院議員会館で取次をお願いした議員さんと会い、それから首相官邸の前の緩い坂道を東電本社まで歩きました。25年位前に組合の県本部の役員をしていた時、議員会館に行くのになぜか間違えて首相官邸にのこのこ入ろうとして警備官をあわてさせたことを思い出しました。その頃とはもうすっかり変わっていました。途中「経産省前“テントひろば”」によって集まっている人々に挨拶、「疲れたね。おなかもすいたね」とカフェで休んでいるうちに風が強まり雨も降ってきましたが、約束の15分前には会場の東新ビルにつきました。


…ずいぶん長くなってしまいました。今日はこの辺で止めて、要請報告東電編は次回にします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、よい日々でありますよう!
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