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検証技術委員会・傍聴記

7月8日に開かれた県技術委員会を傍聴しました。

3月に知事が技術委員会座長にハード面のみならずソフト面の検証もするよう要請し、それを受けて、いよいよ県独自の東電福島原発事故の検証がスタートしました。

立地県での独自検証、全国的にも例がない画期的な試みでもあります。

県民のための、未来に向けた検証を求めて、今後の検証技術委員会を傍聴していきたいと思います。

以下は私のメモ書きを基にまとめた傍聴記です。そのうちの県から議事録が出ますのでそれまでの間、ざっとこんなふうだったのかと、そんなふうにお読みいただければ幸いです。

当日資料は下記をご覧ください。
http://www.pref.niigata.lg.jp/genshiryoku/1341781232702.html


* 7月8日技術委員会(13:30~16:40)
1 県の説明について
・ 梶本:ICについては、固有の問題として取り上げることはKK には意味がない。事故における位置づけの観点で見る必要がある。
・ 中島:危機管理体制、オフサイトの件を検討項目に是非入れてほしい。
・ 吉川:今までのフレームのどの位置づけとなるのか?全て技術委員会でやるのもどうかなと思ったので。
   (県)問題が明らかになった段階で検討する。

2 所感
・ 座長:検証は技術委員会でやっていく。安全についてはメルトダウン含めて考える。
・ 北村:原子力への批判は自分の問題として向き合っている。技術委員会の議論の枠組みについては従来とは違った立場でやっていく。
・ 吉川:安全神話には違和感がある。研究をすすめてきたのに、どこでボタンを掛け違えたのかを検証すべき。専門、一般巻き込んでどこでどうなったのか検証すべきだ。スリーマイル島、チェルノブイリの分析のフレームのなかでちゃんとやってきたのか。ドイツは日本のように技術的に進んでいる国で事故が起きたことを受け止め、原子力はマネジメントできないと判断した。日本の技術力が問われている。
・ 山内:決定過程に問題がある。国の施策に問題がある。要求、提言が必要だ。
・ 橋爪:今まで小さな安全安心に目を向け、大局的にみてこなかった。広い視点で見たい。報告ごとのなかみが違う。本当の事実が違うように書かれている。正しい情報で判断していきたい。
・ 野中:大きなプロセスの中での関係性の洞察が弱かった。
・ 中島:JCO事故時に東海村原子炉研究所にいた。反省をもとに対策し、2度とこんなことは起きないと思っていた。整備したことはいかされなかった。本当の意味の危機意識がなかった。
・ 角山:自宅10キ圏内。自分のこととして考えたい。
・ 立石:検証してどうするのか?県民にどうかえしていくのか?見えてこない。報告書で重要なポイントぬけている。集中立地でどういうリスクがあるのか?個別の安全性で終わらせてはいけない。技術委員会もムラのひとつだった。原子力の位置づけを県民に理解させるための技術委員会だった。これをどうするのか?県民に見える形で示していくことが大切。
・ 立崎:準備不十分が一番問題。結論ありきではなく、白紙の議論が必要。
・ 鈴木:技術委員会の目標は柏崎刈羽原発(KK)の安全。そのための教訓をF1から得るべき。これから想定外は通用しない。基準地震動から見直すべき。特殊例から一般化するべき。初めてクローズアップされたこと、臭いものにはめていたふたがずれてなかみが出てきた。時間をかけてやるべき。
・ 小山:当事者としてショックを受けた。規制については細かい所の議論に終始していた。たこつぼ状態の規制だった。IAEAの規制が咀嚼されていたか?
・ 香山:努力してきたのに、安直に人災という結論は避けたい。報告書は事実から結論に飛躍がある。論理の飛躍がないようにしたい。
・ 衣笠:地震地質学を超えて広い視点で新潟の安全を技術的に見ていきたい。
・ 梶本:BWRではシビアアクシデントに至るのは7例ある。KKで調査分析することが重要。報告書では格納容器について議論分析が遅れている。タイムリーに検討していくことになろう。

3 北澤説明
・ 今までにとらわれずに決断していかねばならない。
・ これからどうするか、が大切。
・ 一番の問題は個人の顔が見えないこと。だれが責任取るのかが見えない。私が悪かったとは誰一人言っていない。

4 質疑
・ 現地の保安官は、自分がいるとむしろ邪魔になると思っていた。(北澤)
・ 現場の声は匿名で聞いた。極度の恐怖感で死も覚悟した。(北澤)
・ PSA(確率論的安全評価)について、リスクベースで議論をしてはいけない。シビアアクシデントの研究:1987スタート1990共通問題研究会2002終了。問題は自主努力にしたことと、改善がなかったこと。(梶本)
・ リーダーたちが責任を持って決定することを怠ってきた。内部努力がいきる方向になっていなかった。そういうことにならない組織にすべき。地震の影響は調べようがなかった。匿名で応じた作業員の言葉に読み取れることがある。(北澤)
・ テロの具体的イメージ。KKの使用済み燃料の保管状況。(鈴木)
・ 4号機もつのか、切実な問題だ。テロは今後の大きな問題だ。(吉川)
・ 100%安全はない。対策はリスクの大きさで決まる。危険の度合いをどこまで下げるかは相対的な問題。学会では取り入れていない場合、どうするのか?第3者機関が判断するのがよい。(北澤)
・ 見えない関係性を極力客観視するために、インディケーターの数を多元化する。(野中)
・ 自分のように起きないと考えていた無知ではなく、流された人はかなりいるのか?(北村)
・ そのとおり。情報をにぎりつぶすことがあった。個人が努力しても、それではどうしようもない。(北澤)
・ 今シビアアクシデントの研究者は少ない。維持が困難。対応できるわけがない。技術者の育成をしてこなかった。

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空いた口がふさがらない

この人たちは、本当に頭が悪かったのか。
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