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"KK・NOW" 再稼働 するの?できるの? その5

<“KK・NOW”柏崎刈羽原発の今シリーズ 
その5「再稼働するの? できるの?」第2楽章-1>

今日から「第2楽章 柏崎刈羽原発(KK)の現状(再稼働、できるの?)」です。

第2楽章の構成は

1 KK が際立って危険な理由とは
2 中越沖地震の地震動はどの程度であったか
3 中越沖地震はKKにどのような被害をもたらしたのか
4 中越沖地震後に再稼働した1,5,6,7号機の安全性は確保されているのか
5 3・11が明らかにした新たな危険

と5項目、端的に!を目指します。


1 KK が際立って危険な理由とは

① KKと1F(福島第一原発)を比べてみると
・ 基数と発電出力
   KK: 7基  821.2万kW 同一サイトでの発電出力としては世界最大です。
(1~5号機・110万kW 6,7号機・135.6万kW)
   1F: 6基  469.6万kW 
(1号機・46万kW 2~5号機・78.4万kW 6号機110万kW

・ 1Fでメルトダウンした1~3号機の発電出力は合計202.8万kWです。全基数の半分がメルトダウンしたことを単純にKKにあてはめてみると、410.6万kW(821.2÷2)を発電する燃料がメルトダウンすることになります。これは1Fの2倍にあたります。

基数・発電出力共に日本最大の原子力発電所であるKK は、1Fと同様に同時に複数基が深刻な事故を起こすと、どんな事故対応マニュアルが用意されていても、対処不能となる危険性があります。

ところで、東電はKKについて複数基同時事故発生時対応のマニュアルが用意されているのでしょうか? 東電に訊いてみます。

② KKは世界でも例をみない震災原発(地震で被災した原発)です。
「項目4 中越沖地震後に再稼働した1,5,6,7号機の安全性は確保されているのか」で詳細をお知らせしますが、地震がKKにどのような影響を与えたのか、実は全容はわかっていません。ということは、KKは一般的に原発が持っている危険に加えて、震災原発ならではの危険をはらんだ原発なのです。

超党派国会議員が作った「原発ゼロの会」が今年6月28日に発表した「原発危険度ランキング」で、KK7基全てが「即時廃炉にすべき24基」に入っています。理由は「中越沖地震による被災」となっています。

先日の(9月20日)柏崎市での説明会で、東電は、KKでは1Fの事故の教訓をいかした安全対策をするとして「津波とその事後進展から学んだ課題」を11項目あげて説明していました。その10項目目には「更なる安全性の向上の観点からの耐震性向上策の実施」4点(わずか!)があるのですが、変圧器、淡水タンク、送電鉄塔、復水補給水系配管等外付け設備の耐震強化が中心となっています。中越沖地震を踏まえた耐震強化を実施している、と付け加えていましたが、その内容についてはなんの説明もありませんでした。

③ 際立って危険な理由の最後は、KKは東電の原発だということです。

・ 1Fの事故は東電の経営がもたらした人災であることは明らかとなっています。
・ 事故原因について、津波に限定し、地震による影響について「重要な機器への影響はなかった」と否定し続けています。
・ 東電の情報公開は、TV会議映像の公開状態にみられるように、いまだ極めて不十分です。
・ 被害者への賠償は、とうてい誠意ある対応とは言えません。被害者の「泣き寝入り」を期待するがごとくのやりかたは、許せるものではありません。
・ 総合特別事業計画にもられた修繕費や機器更新等でのコスト削減で、KKの安全性が十分に保てるのか、疑問です。

徹底した安全性追及よりは経営を、被害者賠償よりは会社存続を、そんな電力会社に「原発動かしてもいいよ」と認めたら、いつかまた事故は繰り返されるでしょう。

東電という会社自体が事故を起こす要因を内在しているのです。

(10月1日)
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