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1日遅れのメッセージ

昨日5月6日早朝、北海道電力泊3号機が冷温停止状態に入り、この国の50基の原発すべてが運転停止となりました。

声高な「原発が全部止まったら、たいへんなことになる」キャンペーンに反して、私の暮らしはいつもとかわらず、家族と朝食を食べ、昨日の関東各地の竜巻の被害のニュースをTV で見ながら亡くなられた中学生のご家族の悲嘆を思っています。


今日は「いのち・原発を考える新潟女性の会」からの全号機停止に際してのメッセージです。1日遅れになってしまいました。

<メッセージ>

1938年ドイツでウランの核分裂が発見され、世界は「核の時代」を歩み始めました。

7年後アメリカは、その発見を原子爆弾に利用して広島、長崎の上空で炸裂させ、何十万人ものかけがえのない命を奪いました。

その8年後の12月、アメリカのアイゼンハワー大統領は核の時代の覇者たるべく「核の平和利用」を提唱しました。

その翌年3月、中曽根康弘氏が国会に初の原子力予算案を提案しました。第5福竜丸が太平洋上でアメリカの水爆「ブラボー」の実験で被ばくした翌日のことでした。

原子力予算案は可決され、敗戦後アメリカに禁じられていた原子力研究が本格的に再開され、この国の「核の時代」がスタートしました。

1970年敦賀1号炉が営業運転を開始、以後41年間この国は原発をエネルギー政策の中心に据えて

電力会社を手厚く保護しながら

私たちが払う電力料金に税金を課し、立地対策や立地後の支援策にふんだんの金を使って

地域の自治をゆがめ、人々を分断しながら

海辺の小さな市町村に54基もの原発がならぶ「原発列島日本」を編み出してきました。


41年の間には、少なからぬ専門家の皆さんが、事故の危険を、地震の危険を、機器設備の脆弱性を、老朽化の危険を、規制当局と電力会社の癒着とずさんさを、被ばく労働の問題と救済を、放射性廃棄物の問題を、何度も警告・告発しました。

1979年にはスリーマイル島原発事故、1986年にはチェルノブイリ原発事故が起きたにもかかかわらず、規制当局も電力会社も自ら作った「安全神話」にしばられ事故対策を放置してきました。

電力9社は毎日のように起きている原発のトラブルを「事象」と呼び、地域独占・利益最優先の日々に「隠ぺい・ねつぞう・改ざん」体質を深めました。規制庁である保安院もその「温床」にひたってきました。

2011年3月11日に発生した東京電力福島第一原子力発電所の過酷事故は、41年にわたる日本の原子力政策の、いわば当然の帰結でもあります。

原発推進の中枢の人々はすでにかなり強度の視野狭窄シンドロームに陥り、世界が苦難の日々を通して手に入れた「人権思想」や「社会倫理」に基づいての判断力を喪失しているようです。

事故を起こしたものの責任と謝罪が果たされていません。
私たちは、福島の人々への手厚い保護と救済を、政府に東京電力に強く求めていかねばなりません。

地震の影響は不明であるにもかかわらず「重要な機器設備の安全は保たれた」として作りあげた「安全対策」は「ねつぞう・改ざん」です。

再稼働に向けての4大臣会合の議事録は未だ作られていません。「隠ぺい」です。

事故につながったすべてのことを、洗い出さねばなりません。それは再稼働のためではありません。

この国が歩んだ41年間の日々がどうであったかを徹底的に顧みることは、事故を体験した私たちの次代への責務です。はびこってしまっている「隠ぺい・ねつぞう・改ざん」体質を払しょくするために必要です。

そして、もう原発は止めましょう。

事故は防ぎきれません。こんな当たり前のことを私たちは「原発推進キャンペーン」にのせられてうっかり忘れてしまっていました。

電気の使い方を考えましょう。電気が必要→原発必要というあまりにも単純な理屈を私たちは押しつけられてきました。

この国が経験している自然の脅威「地震、津波」に昨日の竜巻も加えねばなりません。脅威は他にもあります。しかし、自然の脅威は人智を超え、ほとんど打つ手はありません。東電の事故で立証済みです。

人は「わかっていたのに」また繰り返してしまいがちです。でも原発事故は絶対に繰り返してはなりません。これが究極の合意事項のはずです。

足踏みはやめましょう。私たちは脱原発に向けて前に進まなければなりません。

そのために何ができるか、考え実行していきましょう。「いのち・原発を考える新潟女性の会」はスタッフ6人全員が60歳代以上ですが、そんな私たちにもできることはあると思っています。

スタッフの一人が言っています。

 「何もしなければ何も生まれない。たとえ堂々巡りでも、動いていれば前に進めるよ。1センチでもいい、何もしないよりはいい」


原発全号機停止に際しての「いのち・原発を考える新潟女性の会」からのメッセージを、最後までお読みいただきありがとうございました。
よい日々をお過ごしくださいますよう。

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